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【海建協】 優れた国際貢献を発信／第2回OCAJIプロジェクト賞
2024/01/25業界動向
建設メール
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佐々木会長（前列中央）と受賞者達
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海外建設協会（海建協、佐々木正人会長）は23日、海外建設事業の優れた国際貢献の発信を目的とした第2回OCAJIプロジェクト賞表彰式を東京都港区の東京プリンスホテルで開催した。
佐々木会長は「OCAJIプロジェクト賞は応募プロジェクトの重要課題への対応を基本的な評価軸とし、技術力とノウハウを幅広く評価することが特長。受賞者が各プロジェクトの多様な課題に効果的な施策を講じて、プロジェクトを完遂させたことで、日本の建設業の国際的な評価がより高まった。この表彰結果を通じ、日本のインフラシステムを発信し、日本の建設業の海外展開を支援していく」と表彰の意義について説明した。
OCAJIプロジェクト賞は、日本の建設業の海外におけるプレゼンスの向上と継続的かつ安定的な海外活動の促進を目的とし、海建協および日本建設業連合会の正会員が携わった優秀な海外建設プロジェクトを表彰する。第2回は10社から17件の応募があり、大橋弘教授（東京大学副学長）を委員長とした表彰選考委員会の厳正な審査により、8件のプロジェクトが表彰された。
海外建設プロジェクトの多様なニーズや制約から、審査に当たっては応募者が特定した対象プロジェクトの重要課題について▽重要課題を特定するうえでの背景や問題点▽検討プロセスおよび解決策・対応策を含めた取り組み事項▽その結果と成果―の3点を評価の中心としている。
表彰選考委員を代表して規矩大義委員（関東学院理事長）は「選考で印象に残ったのは、現地の人材育成を重要課題に挙げたプロジェクトが多かったこと。これまでも海外工事では現地の教育体制構築は重要だったが、中堅技術者のみならず管理技術者の現地育成に力を入れたプロジェクトが多くあった。発展途上国への海外展開の強みとなる取り組みである。また、途上国の成長に対し、日本も国際競争力を維持するため、技術革新と優れた人材育成を進めていかねばならない」と講評した。
受賞プロジェクトは次のとおり。
▽クイーンシリキットナショナルコンベンションセンター建て替え工事（タイ王国）=受賞者・大林組、実施者・タイ大林
▽クロワ・デ・ミッション橋梁および新線橋梁架け替え計画（ハイチ共和国）=受賞者・安藤・間、実施者・安藤・間
▽国道5号線改修事業（スレアマアム－バッタンバン間およびシソポン－ポイペト間）コントラクトパッケージ2:既設国道5号線改修プルサット―プレイスベイ間（カンボジア王国）=受賞者・大林組、実施者・大林組
▽国道5号線改修事業（バッタンバン―シソポン間）コントラクトパッケージ1（カンボジア王国）=受賞者・鉄建建設、実施者・鉄建建設・大有建設共同企業体
▽シンガポール国地下鉄T219工事（シンガポール共和国）=受賞者・五洋建設、実施者・五洋建設－Bachy Soletanche共同企業体
▽ナムグム第一水力発電所拡張工事Lot．1（ラオス人民民主共和国）=受賞者・安藤・間、実施者・安藤・間
▽プラリデルバイパス建設事業 フェーズ3（フィリピン共和国）=受賞者・清水建設、実施者・清水建設－FF Cruz共同企業体
