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【群マネ】 25年度中に検討手引き／最適な入契方式も模索
2024/03/07建設時事
建設メール
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国土交通省は、地域インフラ群再生戦力マネジメント（群マネ）について、中長期、当面の2つの目標を掲げ計画検討、実施検討を進める。2023年12月に選定したモデル地域での取り組みと並行して議論を進め、25年度中には群マネ検討の手引き（仮）等とともに、制度等における課題解決方策のとりまとめを目指す。この中には、既存の入札契約方式に拘ることなく最適な方式の模索も含まれる。
7日に開催した計画検討会で今後の進め方案を示した。冒頭に吉岡幹夫技監が、能登半島地震の復旧状況を説明し「インフラをしっかり維持していく、メンテナンスしていく、防災対策していくことが大事だと改めて認識した。そのインフラをどうやって持続可能なものにしていくか、より具体的な議論をお願いする」とあいさつした。
群マネの中長期目標は、地域のインフラを群として捉え、メンテナンスも含め、あるべき姿を定め、効率的・効果的にマネジメントし、持続可能なインフラメンテナンスの実現とした。当面の目標は、市町村のインフラメンテナンスの課題解決へ広域連携・分野連携を計画として定め、それらを踏まえて既存の入札契約方式に拘らず最適な方式により、業務・工事を実施し、効率的なインフラメンテナンスを実現するというもの。
目標に向けた検討は2つの検討会が担う。群マネ計画検討会は、計画づくりの視点からアプローチ。市町村のインフラメンテナンスの連携を定める計画をつくる上で「策定主体において検討が必要な事項を整理」する。モデル地域に対しては計画策定方針への助言を行う。
群マネ実施検討会は業務・工事の実施視点から取り組む。最適な方式により業務・工事発注を行っていく上で「実施主体において検討が必要な事項を整理」する。モデル地域に対しては実施方針へ助言する。
また、モデル地域と検討会、検討会同士はそれぞれ連携しながら議論。また、両検討会に関係する部分として、契約や責任分担など制度等における課題の解決に向けた議論を行う。共通の検討では合同会議を開くことも視野に入れる。
モデル地域については、支援期間内の計画策定、業務・工事発注を目指す。
計画検討会は7日の第3回以降、適宜開催。実施検討会は、4月以降の早期に現地視察会および第3回検討会を開催して事業者ヒアリングなどを実施したい考え。
