【総合評価方式】 術提案で新技術の導入促す
2017/01/24建設時事
建設メール
国土交通省は総合評価落札方式で求める技術提案において新技術の導入を促す方策を検討している。試行案として①新技術導入提案型②新技術導入評価型③ECI方式―の導入を想定し、今後、具体的なテーマを有識者懇談会に提示する考え。
新技術導入提案型は、対象工事で求めているテーマの一部を自由提案とし、目的物の品質確保・向上の観点から適用が考えられる新技術を求めるテーマに設定する。新技術導入評価型は、新技術の活用が必要な工事分野や内容を特定し、当該工事で必要となる新技術分野の提案を求め、提案が有用と評価された場合には設計変更を行い履行する方式を想定している。
また、新技術導入による施工の確実性向上や3次元データの活用による効率化などの観点から設計段階より施工者が持つ技術やノウハウを設計に反映させるためECI方式を導入する。技術提案・交渉方式(技術協力・施工タイプ)を想定し、今後、対象とするプロジェクトを提示する意向だ。