【群馬発】 利根沼田テクノアカデミーがドローンの訓練校を設立
2017/01/25業界動向
建設メール
利根沼田テクノアカデミー(沼田市、桑原敏彦校長)は旧平川小学校でドローン操縦訓練校の開設を計画している。20日には沼田市役所で関係者を含めた初めての準備会議が行われ、2017年6月1日を開校予定日に準備を進めている。
訓練校では、ドローンの応用技術の研究開発などを手がけ、民間団体として「操縦技能証明書」や「安全運行管理者証明書」などを交付する日本UAS産業振興協議会(東京都千代田区、鈴木真二理事長)の認定スクールに準拠したカリキュラムを実施する。カリキュラムでは座学を2日、実技を2日の計4日の訓練を予定している。受講者には、建設業および建設関連業や自治体職員、防災関係者を想定しており、年間で80~120人程度を目標に設定している。
準備会で桑原校長は「ドローンの需要は全国的に広がっており、地域発展にもつながる」と意気込んだ。沼田市の横山公一市長は「廃校となった平川小を活用するということで、市にとっても喜ぶべきこと。開校に向けて協力していく」などと述べた。また、同校の理事でもある群馬県建設業協会の青柳剛会長は「建設業界にとってもドローンの活用は広がっている。活用できる環境を地域密着の中から作りだしていく」と話した。