【当初予算】 東京都の投資的経費は13年ぶり減少も1兆円台
2017/01/26建設時事
建設メール
東京都の2017年度当初予算案の概要が明らかになった。一般会計の予算規模は前年度比0・8%減の6兆9540億円で、5年ぶりに減少した。投資的経費は前年度比2・1%減の1兆736億円で、13年ぶりの減少となった。小池百合子知事は会見で無駄の排除を徹底する一方で、明るい東京の未来をつくるための投資を積極的に行うため過去最高となる382件の新規事業を立ち上げるなど「メリハリのついた予算」と強調した。
投資的経費では20年のオリンピック・パラリンピック競技大会に向けた競技施設などの整備を着実に進めるとともに、無電柱化や橋梁をはじめとする社会資本ストックの老朽化対策、骨格幹線道路等のインフラ整備を進めるなど高い効果が得られる事業に財源を重点的に配分した。
また、無電柱化については計画的に進める考えで、16年度最終補正予算では新規に無電柱化推進基金(仮称)として700億円を創設する方針だ。