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【BIM／CIM】 鋼鈑桁工場製作が対象／設計・工事でデータ連携へ
2024/09/25建設時事
建設メール
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工事受注者が試行で実施するデータ連携の概要
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国土交通省は、橋梁の設計・施工に関しBIM／CIM活用へ動き出した。このほど、工場製作によるコンクリート系床版を有する鋼鈑桁の道路橋について、地方整備局などに事務連絡。詳細設計では自動設計・製図システムを使用した場合のオリジナルデータと設計情報属性ファイルなどの納品を求める。工事は、設計データを工場製作で活用するデータ連携について試行。適用は公告済み、未公告案件ともに適用できるかっこう。試行対象は年度内公告分までとした。
鋼橋の設計から工場製作を円滑に実施するための連携で、これまで十分に活用できていなかった鋼橋の設計データを工場制作に活用するもの。
橋梁詳細設計で上部工について自動設計・製図システムを活用した際の納品資料を示した。まず、自動設計・製図システムのオリジナルデータ一式。設計情報属性ファイルを作成した線形・解析・設計・製図データファイルと数量データファイル。
設計情報属性ファイルは、日本橋梁建設協会および建設コンサルタンツ協会が共同で開発した中間ファイルであり、最新の設計計情報属性ファイル交換標準（案）に基づいて作成されたもの。
加えて、設計情報属性ファイル未反映箇所の明示資料（一覧表・朱書図）を求める。
費用負担について設計情報属性ファイルの作成は、システム利用料が必要なことから、当該費用は発注者が負担。見積により契約変更で対応する。システムのオリジナルデータと未反映箇所の明示資料は、これまでの設計業務でも作成する資料のため追加の費用負担は行わない。
データ連携の試行工事は、工事受注者が希望する場合に実施するもの。
工事が始まっている場合も含め公告済み案件は、工事契約後に試行希望があれば、発注者は設計業務受注者に自動設計・製図システムのオリジナルデータ一式の提供可否を確認。可能な場合は、発注者からデータを工事受注者に貸与する。提供困難な場合は、試行は実施しない。今後公告する案件であれば特記仕様書に試行を実施できる旨を記載する。
試行内容は同様で、データ連携に関してデータ作成や業務改善の効果を比較する。
試行実施に要する費用は、工事受注者からの見積による契約変更で対応。計上方法は、直接原価のみを共通仮設費の技術管理費に積み上げ計上とする。
