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【ECI方式】 設計発注で分割案／自衛隊施設最適化事業で
2024/11/26建設時事
建設メール
防衛省は、自衛隊施設の最適化事業におけるECI設計の発注方法について、発注ロットの分割化を検討している。建設需要が活況の中、設計業務の競争性をより一層高める観点から、可能な範囲で分割化することを検討。実施設計部分の分割化へ「最適化事業に係るECI設計における今後の発注方法（案）」をまとめている。
最適化事業の設計業務でECI方式の対象地区は、駐屯地／基地を一体として設計業務と技術協力業務を行う必要がある。そのため、駐屯地／基地の対象施設を1ロットとして公募型プロポーザル方式で発注してきた。
ECI設計を分割化して発注する場合でも、分割化した設計業務と一体性が必要なため、引き続き一体として発注する業務、分割化が可能な業務を区分する考え。
一体として発注する業務は①駐屯地／基地の部隊運用上の特性を踏まえた各建物の基本設計②駐屯地／基地全体に関わる幹線ユーティリティに関する実施設計③資材置場、資材等の搬入路等の全体仮設計画の設計等―。一方、分割化可能な業務として挙げたのは、建替え、改修等の個別建物の実施設計。
例えば、対象建物が50棟あった場合、従来方式では公募型プロポで選定し、基本設計、実施設計、技術協力反映業務を事業期間中行っていた。
分割化後の発注イメージは、1期目に公募型プロポを行い、基本設計（50棟）、実施設計（幹線ユーティリティ、全体仮設計画）、技術協力反映業務、設計総合調整業務を全体事業期間中行う。これとは別に実施設計（対象15棟）と技術協力反映業務も行う。2期目以降は実施設計、技術協力反映業務を内容に技術提案を求める総合評価で設計者を選定する。2期目以降の発注棟数は15棟、10棟とするなど発注ロットを分割する。
