〈こぼれ話〉 ドローンは凶器にもなる
2017/03/09記者の目/論説
建設メール
建設現場でドローンが活躍する機会が増えている。回転する4つのプロペラを使って自由に飛行するドローンだが、プロペラ自体は凶器にもなり得る。UAV技能者育成を手掛ける関係者は「ドローンのプロペラは草刈機の歯と一緒。触れば大怪我につながる」と指摘する。しかし現在行われている講習の中にはドローンを素手で触ることを問題視しないものもあるといい、「あり得ないことを平然とやらせている」と警鐘を鳴らす。
3次元測量やICT土工に伴う3次元起工測量、災害調査など、建設に関連する作業では今後ますますドローンの活躍が期待されるが、ドローン操作で怪我人が出た場合は労働災害となる。操作をする際には、くれぐれも労働安全衛生の順守を忘れてはならないだろう。〈K〉