【積算基準】 ICT舗装導入へ新基準示す
2017/03/10積算・資格news
建設メール
建設現場の生産性を向上するi-Constructionを進める国土交通省は、ICT土工に引き続き2017年度からICT舗装を導入するため、積算基準を新設した。ICT建機のリース料の従来建機からの増額分や初期導入経費を新たに追加する一方で、省力化や日当たり施工量の増加分を考慮した積算とする。
3000㎡の路盤工で試算すると、従来施工の1・1倍程度となる見込み。ただし実際の工事ではアスファルト舗装工等の工種を追加して工事発注されることになる。
路盤工(ICT施工)の歩掛適用範囲は、情報化施工による3D-MCモータグレーダを使用したアスファルト舗装およびコンクリート舗装工事の路盤工に適用する。技術基準類に関しては後日公表する。
また、ICTを活用した公共測量でUAV写真測量や地上レーザ測量に要する機械経費等の算定式を新設する。これまでの実績を基に算定式を作成したもので、機械経費等は、設計業務積算基準における機械経費、通信運搬費等、材料費の総称となり、測量面積に比例した算定式に基づいて計上する。起工測量には適用しない。