全国特定法面保護協会は『登録道路等法面保護基幹技能者』の資格認定を行う講習を新たに実施する。講習は東京と福岡で開催。東京は6月17・18日、JA共済ビル(千代田区平河町)で実施。申し込みは同協会HPから行う。受付期間は5月14日まで。
同基幹技能者の講習は『特定法面』の安定を図る工法や周辺環境と調和した法面緑化工に対する知識と経験を有する技能者育成が目的。『特定法面』は、道路・鉄道などの線形構造物やダムを造成する際の土工事(切土・盛土)によって人工的に形成された法面。
講習は2日間に渡って行われる。内容は講義10時間と試験。受講料は税込み3万8500円。
受講資格は以下の通り(全て必須)。
◇法面工事に関し、建設業法に定められている「とび・土工工事業」について10年以上の実務経験があり、3年以上の職長経験を有する者。
◇『職長・安全衛生責任者教育』の受講済であること。
◇『法面ロープ高所作業特別教育』の資格を有すること。
◇以下のいずれかの資格を保有すること
①グラウンドアンカー施工士
②フルハーネス型安全帯使用作業特別教育
③玉掛け技能講習
④足場の組立て等作業従事者特別教育
⑤小型車両系建設機械(整地運搬積込機・掘削機)の運転(機体3t未満)特別教育
⑥小型移動式クレーン運転技能講習
⑦1級または2級土木施工管理技士補
◇次のイまたはロに掲げるいずれかの条件を満たすこと
イ(資格要件)―のり面施工管理技術者、1級または2級土木施工管理技士、のり面ノズルマン技能者
ロ(表彰実績)―法面工に関わる青年優秀施工者不動産・建設経済局長顕彰(建設ジュニアマスター)