見たもん勝ち ～建設業応援団～
【省人化施工】 試行工事で効果検証／チルトローテータの活用
2025/06/27建設時事
建設メール
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有識者会議で本年度の取り組みを確認
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国土交通省はICT施工の普及拡大に向けた取り組みの一環として、2025年度にチルトローテータ付き油圧ショベルを活用した試行工事を行う。26年度にかけて省人化効果や安全上の対策などを調査・整理し、27年度以降も活用を推進する。6月27日に開催された有識者会議では25年度の取り組みを確認した。
チルトローテータ付き油圧ショベルは、アタッチメント部分の傾斜（チルト）や回転（ローテーション）が可能。掘削面に建機が正対できない狭小な現場でも、細部まで刃先が届き、また微細な移動も大幅に削減できる。このため小規模土工を中心として省人化効果が期待されている。25年1月には『省人化機械』とし認定された。
25年度に実施する試行工事は施工者希望方式とし、受注者から協議があった場合には、監督職員と協議の上で変更対象とする。試行では、省人化機械認定の申請時に算定した省人化効果を踏まえつつ、ヒアリングやアンケート調査などにより、効果や今後の課題について整理する。同時に認定制度の省人化基準見直しも検討する。
