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【帝国データバンク】 建設業は7・5％増／25年上半期の企業倒産
2025/07/11業界動向
建設メール
帝国データバンクが2025年上半期（1～6月）の全国企業倒産集計を発表した。上半期の倒産件数は3年連続で増加、12年ぶりに5000件を超える状況。建設業の倒産は986件で前年同期比7・5％増となった。
上半期の倒産件数は5003件で前年同期比116件増（2・4％増）。負債総額は6776億8700万円で同比0・5％減。
業種別では7業種中4業種が前年を上回った。サービス業が1329件と最も多く、小売業1078件、建設業986件と続く。
建設業の倒産986件は上半期としては過去10年で最多となった。倒産要因は受注不振が多く、また急激に上昇した資材価格や人材確保難が影響したケースも目立つ。
人材不足による倒産では、職人などの人手不足を要因とした倒産が54件、経営トップの後継者が決まらず事業が引き継げない後継者難を要因とした倒産が69件だった。
帝国データバンクは「職人の確保に向けた賃上げが求められるなかで、賃金引き上げ余力に乏しい中小建設業の倒産増加が続く可能性が高まっている」と見ている。
