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【就任インタビュー】 国土交通省都市局長 中田裕人／『都市リノベ』に取り組む
2025/07/30インタビュー
建設メール
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中田裕人都市局長
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7月1日付けで都市局長に就いた。「地域の魅力を高めて都市を活性化させるには、時代に合った働きかけが必要。技術的な進歩、ドローンや自動運転、AIなどにどう取り組むか。『令和の都市リノベ』に向け、技術的な進歩を生かして便利で快適なまちづくりに取り組みたい」と就任の抱負を語る。
持続的なまちづくりに向けて「立地適正化やエリアマネジメントのあり方を進化させたい」と話す。さらに「この町に生まれて良かった、この町に住んで良かったと思っていただけるまちづくりを進めたい。行政よりも、そこに住んでいる方、あるいは地元の企業で盛り上げて作っていくものだと思うので、行政はまちづくりを誘引する立場で関わっていけると一番良い」と考える。
まちづくりは全国一律ではなく、各地域で内容は異なる。「それぞれの事情に応じた形で、いろいろなメニューを用意させていただく。10年20年と進むうちに、自治体の求めるもの、地域が求めるものも変わってくる。その時の状況に応じて変化していきたい」。
大都市のまちづくりは「国際競争力を意識して、大都市の魅力を高めることが重要。東京の中心部では外国に負けないオフィス環境やまちづくりにデベロッパーが取り組んでいる。国としてバックアップして、他国に負けない環境整備をやっていく必要がある」。一方で「大規模な開発だけではなく、今までなかなかできなかったような、かゆいところに手が届く取り組みを目配りしながら進めたい」と話す。
休日は「街歩きが好きで、博物館や美術館を渡り歩く」。座右の銘は「至誠にして動かざる者なし」。一生懸命やれば、世の中は変わる。一生懸命に尽くすことが大事と考えている。公務員になった理由は「正直者がばかを見ない社会にしたいから。先輩に言ったら笑われますけど」。
【略歴】なかた・ひろひと
1991年4月、建設省採用。国土交通省大臣官房会計課長、大臣官房土地政策審議官を経て、7月1日から現職。東大法学部卒。58歳。大阪府出身。
1991年4月、建設省採用。国土交通省大臣官房会計課長、大臣官房土地政策審議官を経て、7月1日から現職。東大法学部卒。58歳。大阪府出身。
