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【就任インタビュー】 国土交通省大臣官房参事官（建設人材・資材） 伊勢尚史／打つべき手を適切に打つ
2025/08/05インタビュー
建設メール
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伊勢参事官
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7月1日付けで、人材と資材を担当する参事官に就任した。「業規制と発注者という両方の側面から携わることの責任を肩に背負いながら、しっかり取り組んでいく」と抱負を語る。
建設業については「奥が深く、裾野が広い産業。誇りある産業としてのプライドを持ってほしい。われわれとしても必要な打つ手を適切に打っていく」と話す。
CCUS普及活用については「何のためにやってるのかという意義を関係者と共有し、発信する。その中で要素として抜け落ちている部分はないか、やってほしいことがあるか向き合う」。
CCUSでは、住宅建築関連の能力評価が追加された。「これまではBtoBで取引されていた。住宅分野はBtoCの要素が出てくる。能力評価を見える形にすることで、消費者に選択していただくことができるのではないか。消費者にどうアプローチをかけるかが今後の課題になる」と考えている。また人材確保の面でも「若者に入ってもらうため、スキルを見える化することは大事」と述べる。
技能者の賃金については「労務費が行き渡らず、能力に見合った職や道筋が見えないために入職者確保の雲行きが怪しくなった。だから取り組みを行っている。行き渡りを確保することが大事」と話す。
労務費の関連では多様な業種と話し合う機会が増えそうだ。「発注者から見る光景と、受注者から見る光景はまったく違う。意見を吸い上げながら、着地点を見出していく」。
資材価格は高止まりの状況。「コンクリートはかなり価格が上がっており、引き続きよく見ていく。安定供給も、軽量コンクリートやセメントを供給できる事業者数が減少。価格と安定供給をよく目配せしていく必要がある」と話す。
趣味はランニング。フルマラソン出場経験もあり、ベストタイムは3時間8分53秒。今秋も栃木県で開催される大田原マラソンに出場する。
【略歴】いせ・なおひと
2001年4月、国土交通省入省。人事課企画官、海事局内航課長などを経て、7月1日から現職。一橋大法学部卒。46歳。埼玉県出身。
2001年4月、国土交通省入省。人事課企画官、海事局内航課長などを経て、7月1日から現職。一橋大法学部卒。46歳。埼玉県出身。
