【生産性向上】 優良事例を地方建設業へ展開
2017/03/23業界動向
建設メール
産学官関係者による地域建設産業生産性向上ベストプラクティス等研究会が22日に開かれ、生産性向上につながる優良事例を盛り込んだ報告書の内容を了承した。生産性向上の事例を▽受注平準化▽省力化▽工程管理の徹底▽多能工化▽原価管理の徹底▽社会業務効率化▽その他に7分類し、全68件について事業者、テーマ、背景、内容、成果、手法を紹介している。
事例集の共通事項をまとめ直した生産性向上ベストプラクティスモデルも作成しており、その他を除く6分類のモデル別に背景や事例、期待される効果を示した。
国土交通省土地・建設産業局建設市場整備課の木村実課長は「さまざまな側面から好事例を抽出していただいた。地域の建設業の方々から活用されるように展開していきたい」と説明。今後、幅広く周知を図る見通しだ。
また、昨年12月から本年2月まで開講した無料のオンライン講座「建設業生産性向上教室」に関しては受講登録者が4444人となり、理解度確認テストの得点率が80%以上だった修了者は1459人となったことが報告された。受講者アンケートでは8割弱が満足したと回答しており、講義数も6割超が丁度良かったと答えている。