【関東整備局】 週休2日確保を総合評価の自由設定項目に
2017/03/23建設時事
建設メール
関東地方整備局は2017年度の入札・契約、総合評価実施方針案をまとめた。工事では自由設定項目に週休2日制確保モデル工事の施工実績を追加する。難工事施工実績と難工事功労表彰を選択項目に移行し、災害工事功労表彰、事務所独自の功労・貢献表彰などを難工事功労表彰と同等に扱う方針だ。
総合評価については、17年度も引き続き施工能力評価型と技術提案評価型を運用する。8月から自治体実績評価型や工事成績相互利用型を改善するほか、18年度には自由設定項目を見直す。
技術提案簡易評価型では、過度なコスト負担につながっていることが想定されることから方向性・改善策を検討し、6~7月ごろに開催される小委員会で報告する。
業務に関しては企業の技術力が十分に発揮されるように業務成績評価区分を組み直す。現在は評価区分の各ウエートが2点刻みで、企業・技術者ともに一部の配点ウエートに集中し、入札参加者の技術評価点に差が付きにくくなっているため、8月から1点刻みに変更するほか、建築コンサルタントでは配点ウエートも見直す。
マネジメント経験の実績評価も試行し、4月から配置予定技術者が過去4カ年で実施した国以外の業務におけるマネジメント経験を評価対象とし、配点ウエートの60%を加点する。
さらに事務手続きの効率化を目的に、技術者評価を重視した選定の試行対象を拡大する。河川・道路の詳細設計など業務で試行しているが、4月公示案件から対象を全業務に拡大するとともに技術者評価におけるヒアリングを省略し、さらなる簡素化を図る。