見たもん勝ち ～建設業応援団～
【関東地整】 大幅な増額変更対象／有識者が適正性チェック
2025/10/24建設時事
関東地整発
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第三者による適正性チェックの手続きフロー
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国土交通省関東地方整備局は、契約工事の大幅な増額変更に際して有識者による適正性チェックを始める。対象は本官契約の土木工事。工事を担当する事務所ごとに、第三者として有識者らを選定した。増額手続きの透明性を高める狙いがある。
国土交通省全体で2025年度から試行を開始。4月1日以降の既契約工事も対象としているが、同局では17日現在、事例は出ていないという。
一方で8月から、公告段階で試行対象案件について明記している。直近では3日に公告したWTO案件の「R7横環南新小雀高架橋上部工事」（横浜市）や、21日公告の一般土木B級、「R7江戸川右岸金杉地先堤防整備工事」（埼玉県松伏町）で試行する。
チェックする大幅な増額変更の考え方は▽工事の区分を追加（トンネル工事に橋台工事を追加など）▽工事場所を追加▽変更見込み金額の合計が当初の請負代金以上――としている。
過去には、不調を防ぐ目的などから、当該工事と関連性の薄い工事を追加して大幅増額となるケースがあったとされている。こうしたケースを防ぐため、試行案件で工事を追加する場合には、既契約との一体性などについてチェックする。
なお第三者の意見聴取の結果については、契約変更の内容とともに公開する。
