見たもん勝ち ～建設業応援団～
【社会資本整備】 インフラ質的改善へ／重点計画案おおむね了承
2025/12/01建設時事
建設メール
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重点計画案を審議した
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国土交通省が設置した有識者会議は11月28日、次期『社会資本整備重点計画』の案を審議し、おおむね了承した。対象期間は2026年度から5年間。同計画では人口減少という危機を好機に変え、活力ある社会の実現を目指している。そのうえで、インフラマネジメントを通じて社会資本ストックの質的改善・高度化を推進する方針を示した。
計画では4つの重点目標を掲げる。重点目標1の「活力ある持続可能な地域社会の形成」では、まちづくり・交通を一体で持続可能な都市構造に転換する。また埼玉県八潮市の道路陥没事故を踏まえ、インフラ老朽化対策を徹底する。
重点目標2「強靱な国土が支える持続的で力強い経済社会」では、産業立地に対応した周辺インフラ整備、自動物流道路の社会実装促進を図る。国土強靱化関連として、事前防災を進めるとともに、防災拠点強化も図る。
重点目標3「インフラ分野が先導するグリーン社会の実現」では、インフラ空間を活用した再生可能エネルギーの拡大、建設リサイクルの高度化を進める。
重点目標4「戦略的・計画的な社会資本整備を支える基盤の強化」では、『群マネ』推進、建設産業における技能者の処遇改善・働き方改革、現場の生産性向上、データ連携やAI活用によるインフラDXを図る。
計画案は上位組織である社会資本整備審議会に報告・答申を経て閣議決定となる見通し。
