【CM選奨2017】 3件を優秀賞に決定/日本CM協会
2017/04/11業界動向
建設メール
日本コンストラクション・マネジメント協会(日本CM協会、中井進会長)はCM選奨2017で、応募のあった26件から16件をCM選奨とし、このうち「JPタワー名古屋」、「真宗本廟(東本願寺)両堂等御修復工事」、「市立吹田サッカースタジアムプロジェクト」を優秀賞に選定した。
JPタワー名古屋は、地域の市場特性に合ったオフィス仕様などをマネジメント。実績が無い発注者を支援しながら、工期短縮やコスト縮減などを実現した。真宗本廟は、伝統的木造建築物の修復という前例のないCM業務でありながら、品質やコストを適正に管理。さらに、情報公開により透明性を高めた点も評価された。両CMは、日建設計コンストラクション・マネジメントが担当した。
吹田サッカースタジアムについては寄付を募り、施工後に行政に寄贈する新たな整備手法を採用し、国際基準を満たす施設でありながら低コストを実現し、さらに募金総額が施工後に確定するため、工事範囲を明示しておく工事停止条件付き工事請負契約を提案した点が評価された。CMは安井建築設計事務所が手がけた。
中井会長は、「(表彰制度も)今回で5年目を迎え、定着しつつあるが、CMを広げていくことが協会の目指すところ」と。呼びかけた。表彰式は6月9日、建築会館ホールで行われる。