【生産性向上支援】 ステップアップ支援の案件公募始まる
2017/05/16建設時事
建設メール
国土交通省は建設産業生産性向上支援事業におけるステップアップ支援の対象案件の公募を始めた。中小・中堅の建設企業および建設関連企業を支援するため、生産性向上に関するモデル性の高い取り組みへ重点的な支援を行うもの。選定された事業の計画策定費や外部専門家を活用した場合の謝金など事業に要する経費の一部について、100万円を上限に補助する。受付は6月30日まで。応募受付先は建設業振興基金の経営基盤整備支援センター経営改善支援課となる。
主な申請要件は複数の中小・中堅建設企業または中小・中堅建設関連企業で構成する連携体による取り組みで、本年度から3年程度の明確な行動計画、目標数値を設定できる事業。また、国交省とパートナー協定を結ぶ金融機関や道府県からの推薦を受け、支援額と同額以上の経費を自己負担することも要件となる。
全国審査会において、事業の実現可能性や他の企業への応用性の高さなどを審査し、8月に支援対象事業を選定する。取り組み内容や結果は事例集としてまとめる。
国交省では、ICT導入による現場管理の効率化やメンテナンス時代への対応、多能工育成の取り組み、働き方改革への対応など、専門工事業者等が連携して行う生産性向上の取り組みを支援対象に想定している。