【建設プロジェクト運営方式協議会】 法人化記念しシンポジウム
2017/05/17建設時事
建設メール
多様化する建設事業の発注方式等の発展と人材の育成を目的として設立した「建設プロジェクト運営方式協議会」(会長=椎名武雄日本アイ・ビー・エム名誉相談役)の一般社団法人化を記念したシンポジウムが16日、日経ホールで開かれた。
シンポジウムでは、来賓に招かれた和泉洋人内閣総理大臣補佐官、国土交通省森昌文技監が「建設業界で大切な設備投資、生産性向上、人材確保と、需要の創造・創出の4つをリンクさせ、国内から世界の需要に応える産業に発展してもらいたい」などと激励した。
基調講演では建築家の隈研吾氏が「建築と都市の新時代」と題し、世界各地で設計に携わってきた作品を紹介しながら「新しいモノづくりは信頼関係から」と、海外での苦労と楽しさを紹介した上で「日本の建設システムは完結している反面、ガラパゴス化している。これでは海外では通用しない。人と知恵をミックスすることで生産性が向上されるはずだ」と、多様性を持ったプロジェクトに加え、人材育成の重要性を訴えた。
引き続き作業部会、人材育成委員会から、これまでに行われた研究活動成果が報告され、多様な建設プロジェクトの担い手像について議論が行われた。