〈耳寄り〉 作業着もオシャレな時代に
2017/06/22コラム
建設メール
建設業で女性活躍が進む中、女性らしく、長く働きたくなる会社づくりを進めている由井電気工業(東京都渋谷区)は、有名カジュアルウエアのデザイナーと共同で「着たくなる女性用作業着」を開発した。「電車に乗っても平気な気分でいられる」「普通のカジュアルスタイルに見えるけど、実は機能性バッチリな作業服を着て働きたい」という女性の気持ちを踏まえた、オシャレな作業着になっている。
「自分の会社の作業着をあまり悪く言いたくはないが、正直『ダサい』ということで、オシャレなブランドのオシャレな人に作ってもらいました」と語る由井社長。電気工事士の資格を持つ同社の女性社員は、電球、照明スイッチ、コンセントの取り替えなどでマンション等の部屋に上がって作業を行うことが多い。彼女達が着ている作業着が、実はBEAMS、SHIPS、JOURNAL STANDARDを手掛けるデザイナーがデザインしたと知れば、興味を持つ人も増えるだろう。たかが作業着と侮ることなかれ。オシャレな作業着は一石二鳥、一石三鳥以上の効果がありそうだ。ちなみに男性用の作業着も今後リニューアルする予定だという。