【全生連が総会】 新会長に吉野氏/業界の地位向上へ
2017/06/23業界動向
建設メール
全国生コンクリート工業組合連合会(全生工組連)・全国生コンクリート協同組合連合会(全生協組連)は22日、本年度の通常総会を開催し、事業計画や予算を全会一致で承認した。また、任期満了に伴う役員改選が行われ、新会長に東京都生コンクリート工業組合・東京地区生コンクリート協同組合の吉野友康氏が選任され、阿部典夫前会長は相談役に就いた。
総会では、本年度のコンクリート製造業の需要を前年比3・3%減の8115万5000立方mと、依然として厳しい状況を見込んでいる。また、本年度は継続事業のほかに新規事業として、生コン工場品質管理ガイドブック(第6次改訂版)の作成準備、将来を担う人材の育成に向けた研修会の開催、ICTへの対応―を行うとしている。
新任のあいさつで吉野新会長は「生コンを取り巻く状況は大変厳しい。品質管理監査制度を軸とした品質第一への取り組み、需要減に対する取り組み、業界のイメージアップ・社会的地位の向上の3点を重要課題とし、このほか多くの課題に対して話し合いながらしっかりと取り組んでいく」と抱負を述べた。