【関東整備局】 週休2日確保試行の第一弾は江戸川堤防
2017/06/29建設時事
建設メール
関東地方整備局は原則全ての工事を対象とする週休2日確保試行の第一弾として、江戸川河川事務所の「H28金町三丁目地区緩傾斜堤防整備工事」を29日に公告した。
試行の対象は施工条件の制約が厳しいものなどを除く、原則全ての建設工事。受注者希望型と発注者指定型の2種類を運用するが、当面は受注者希望型を積極的に設定する方針だ。今回は受注者希望型となる。対象工事の全工程で4週8休相当を達成した工事については共通仮設費と現場管理費を補正。また、全工程の8割程度かつ工期の半分の月数以上で週休2日相当を実現した場合は2018年度以降の総合評価落札方式において加点の対象となる。
併せて対象工事公告時における工事工程表の添付を原則化するとともに、余裕期間制度を積極的に設定。さらに施工当初段階において、滞ると全体の遅延などに直結する工程(クリティカルパス)の共有をルール化する。
当該工事は総合評価落札方式・施工能力評価型Ⅱ型(地域密着工事型)で、ICT土工活用・施工者希望Ⅱ型として一般土木C等級を対象に発注する。葛飾区金町において、江戸川右岸17km付近既設堤防の緩傾斜堤防整備と、同17~19・5km付近の緊急河川敷道路舗装を18年3月15日までに行う。