【国交省幹部人事】 事務次官に毛利信二氏/初の女性局長誕生も
2017/07/04建設時事
建設メール
国土交通省は7月7日付で幹部人事異動を発令する。武藤浩・事務次官が退官し、後任には毛利信二(もうり・しんじ)・国土交通審議官が就任する。また、森昌文技監は留任となる。
毛利氏は1981年東大法学部卒、建設省採用。国交省大臣官房総括審議官、土地・建設産業局長(2015年3月から7月まで大臣官房建設流通政策審議官兼務)、総合政策局長を経て、16年6月から国土交通審議官。57年6月生まれ。60歳。島根県出身。
国土交通審議官は2人が交代し、毛利氏の後任には吉田光市・大臣官房長、花岡洋文氏の後任には奈良平博史・国際統括官が就任する。吉田大臣官房長の後任は藤田耕三・総合政策局となる。新たな総合政策局長には由木文彦・住宅局長、後任の住宅局長には国交省初の女性局長として伊藤明子・大臣官房審議官(住宅局)が就く。土地・建設産業局長も交代となり、谷脇暁氏の後任に田村計・大臣官房総括審議官を充てる。
栗田卓也・都市局長、山田邦博・水管理・国土保全局長、石川雄一・道路局長、菊地身智雄・港湾局長は留任する。
石井啓一大臣は4日の会見で「全体的に今の国土交通省の取り組んでいる政策課題など、現下の状況を踏まえ、総合的に判断してベストの人事を行うことができた」と説明した。