【NETIS】 新技術活用率は4年連続40%超え
2017/07/10建設時事
建設メール
国土交通省は2016年度のNETIS(公共工事等における新技術活用システム)活用状況を公表した。直轄の総工事件数1万1654件に対する活用率は44・3%で、過去3番目の高水準となり、4年連続で40%を超えた。活用延べ新技術数は1万8748件。新技術が活用された工事5157件では平均で過去最高の3・64技術で活用された。
直轄工事の現場や行政の需要により必要となる新技術の活用を発注者が指定する「発注者指定型」は、16年度は7・4%で活用され、前年度比で減少した。これに対し、「施工者希望型」は92・6%で前年度から1・5ポイント増加するなど施工者からの提案で積極的に新技術が活用されていることが分かった。
16年度に活用件数が多かった新技術の工種はコンクリート工、仮設工、土工で、3工種で全体の半数以上を占めた。活用件数が多かった上位20件の新技術のうち、55%の技術が有用な技術に位置付けられている。