【関東財務局】 浅野僚也氏が新局長/建設企業の後継者不足を注視
2017/07/11インタビュー
建設メール
関東財務局は10日、7日付の人事異動に伴う局長の交代にあたり、就退任会見を行った。新局長は財務省本省大臣官房政策評価審議官を務めた浅野僚也氏。前任の小野尚氏は大臣官房付に就いた後、退官した。
局長に就任した浅野氏は「前局長の路線を踏襲させていただき、より完成に近付けたい。多くの貴重な視点を踏まえ、関東地域の人々、経済のために頑張っていきたい」とあいさつ。企業の後継者不足に関しては「特に建設企業において、受注のボトルネックになっていると聞いている。定年を迎えた人材の活用などが社会全体で進めば、効率的な分担により仕事の魅力向上につながるかもしれない」と述べ、注視する考えを示した。
1年間局長を務めた小野氏は「地域が抱えている課題やニーズを捉え、どう解決していくかを考えることによって地元、地域に頼りにされ、愛される財務局を目指してやってきた」などと振り返った。また「中小企業の視点から物事を見ていかなければならないとの考えから、職員3人を東京、埼玉の企業に出向させることになった」と報告した。