【担い手確保】 官庁営繕優良工事従事者の名前公表します
2017/08/09建設時事
建設メール
国土交通省大臣官房官庁営繕部は本年度から優良工事表彰の対象となった原則全ての工事関係者の名簿をホームページで公表する取り組みを始めた。また、職長以上の主要な工事関係者を銘板にして当該工事箇所のできる限り人目に触れる場所に設置する。優良工事の完成に従事した技術者・技能者の名前を残す新たな取り組みを通じて、やりがいや魅力を広めることで建設業の担い手確保につなげる考え。
初の顕彰対象となるのはオーク設備工業(東京都中央区)が施工した「中央合同庁舎第3号館改修(14)機械設備その他工事」。名簿は施工企業名、担当工種、技術者・技能者の役職と氏名が公表内容で、個人名の掲載を承諾した人のみ掲載する。
銘板は主任技術者および職長以上の氏名の掲載を基本とし、管理官署が了承することを条件に、A3程度の大きさで施工企業が費用を負担して設置する。デザインや材質、掲載情報は自由。今回は約40人が対象で、今後、設置場所を決める。
同部整備課では、地方整備局や地方自治体などの公共発注機関にも今回の顕彰を紹介する意向で、「取り組みの輪が広がれば」と期待を寄せている。