【施工管理技術検定】 建築の2級学科受験予定者が過去最多に
2017/08/22積算・資格news
建設メール
本年度から始まった2級建築施工管理技術検定学科試験の年2回化に伴う、2回目の試験が11月12日に行われる。速報値によると、2級の「学科のみ」で、かつ種別が「建築」の試験の受験予定者は約8200人となり、6月に実施した1回目と合わせると過去最多の延べ約1万1600人となることが分かった。前年度比で1・46倍の数字となっている。
また、実地試験も含めた2級試験全体の受験予定者も増加し、1回目と2回目の合計が延べ約2万2700人となった。前年度比は1・11倍。昨年度に引き続き2万人を超え、制度を導入した1983年度に次ぐ過去2番目の人数となる。
学科試験の年2回化では、1回目の合格者は2回目を受験しないため、受験者数の減少も懸念されていたが、結果として受験しようとする人数が増えていることから、新たな制度が受験者数の裾野拡大につながっているようだ。今後は合格者数の増加が期待される。
なお、建設業振興基金が実施機関となる本年度1回目の試験では2935人が受験し、1247人が合格、合格率は42・5%だった。