【賃金確保】 全建総連が賃上げで集会
2016/02/10業界動向
建設メール
全国建設労働組合総連合(全建総連)東京都連合会は10日、「このままじゃ建設技能者がいなくなる!他産業並みの賃金確保・社保加入で後継者を育てよう2・10大集会」を日比谷公園野外大音楽堂で開き、多数の組合員らが駆けつけ、賃金確保への決意を新たにした。
全建総連東京都連は、組合員1万8836人を対象に賃金アンケートを実施し、その結果、常用の職人の1日の賃金は平均で1万6044円で、2012年比で3・61%の上昇にとどまっていることが分かった。
東京都連は「この3年間で公共工事設計労務単価は、28・5%引上げられている。単価引き上げから、賃金も上昇傾向に転じたが、単価の上昇率を考えればもっと上がっていなければいけない。消費税率の引き上げを考慮すると、ほぼ変わっていないのが現状」と問題視しており、今回の大会でもさらなる賃上げが必要であることを訴えた。