【新団体】 建築とドローンの融合促進/日本建築ドローン協会が設立
2017/10/02業界動向
建設メール
ドローンが、さまざまな産業への広がりを見せる中、建築分野でも外壁や屋根といった高所点検・診断などで技術活用の期待が高まっているものの、建築分野に特化したドローン技術を習得する場が少なく、技術者も不足している。このような状況を踏まえ、既存団体の技術を尊重しながら公正中立な立場で支援可能な技術を提供することなどを理念とした、一般社団法人日本建築ドローン協会(JADA、本橋健司会長=芝浦工業大学建築学部建築学科教授)が9月1日に設立された。
当面は協会員や賛助会員の募集を行いながら、ドローン技術向上のため、既存ドローン団体と連携した建築ドローン委員会の設立や、人材育成プログラムの策定を行い、JADA認定技術者講習会の開催を目指す。
先月29日の設立記者会見で本橋会長は、「当協会の目的を一言で言うと『建築技術とドローン技術の融合』。両分野の融合を促進させることで建築技術がより合理化できるよう願っている」と意気込みを話した。
役員は以下のとおり(敬称略)。
◇会長=本橋健司(芝浦工業大学建築学部建築学科教授)
◇副会長=宮内博之(国立研究開発法人建築研究所材料研究グループ主任研究員)、兼松学(東京理科大学理工学部建築学科教授)、楠浩一(東京大学地震研究所災害科学系研究部門准教授)
◇理事=岩田拡也(国立研究開発法人産業技術総合研究所情報・人間工学領域知能システム研究部門フィールドロボティクス研究グループ主任研究員、日本UAS産業振興協議会常務理事)、石田敦則(三信機材工業代表取締役、日本ドローンコンソーシアム地域促進委員会委員長)、酒井学雄(スカイスコープソリューションズ代表取締役社長、日本ドローンコンソーシアム事務局長)、戸澤洋二(日本ドローン無線協会会長)
◇監事=森田喜晴(ルーフネット編集長)、杉浦健一(杉浦税務会計事務所所長)