【キャリアアップシステム】 運営協議会で利用料金決定へ
2017/10/30建設時事
建設メール
建設技能者の就業履歴や保有資格を業界統一のルールで蓄積する建設キャリアアップシステムの普及と利用促進に向けた動きが、今後加速する見通しだ。今月6日に開く運営協議会の第2回総会(事務局は建設業振興基金)で、システムの利用料金を決めるとともに、各団体が今後の取り組みを報告する予定となっている。今回、技能者の登録料と事業者の利用料が決まることよって、来年4月の登録受付および同年秋からの運用開始に向けた説明会開催などの周知活動が本格化することになる。
また、国土交通省では、システムの導入と連動して技能者の処遇改善を進めるため、技能者の能力評価基準の策定に向けた検討会を11月に立ち上げ、年度内に中間とりまとめを行う考えを示している。さらに、システムの利用料金体系を含めた広報にも力を入れ、準備が整った段階で関係団体などへ幅広く説明する意向であり、新たな段階に入る官民一体となった普及活動が注目される。