【日建連】 15年で市民現場見学会300万人を達成
2017/11/27業界動向
建設メール
日本建設業連合会(日建連)は25日、東京都新宿区の新国立競技場整備事業地で「300万人達成記念現場見学会」を開催した。公募で集まった中学生と高校生44人が参加し、工事の現場を見学するとともに、ビッグフラッグの前で記念撮影を行った。旧・日本土木工業協会が2012年11月から始めた「100万人の市民現場見学会」は、足かけ15年で約8万回開催し、300万人に達したことになる。日建連では今後も、けんせつ小町活躍現場見学会や発注者と連携した現場見学会を継続するとともに、目標を500万人に引き上げ、さらに積極的に展開していく考えだ。
見学会に先立ち、日建連会長で新国立競技場整備事業の設計・施工を担当する大成建設の会長でもある山内隆司会長は、「皆さんと300万人達成を祝うことができ、大変うれしく思っています。本日の見学会が、少しでも皆さんが建設業に興味を持つきっかけになれば」と期待を寄せた。
また、山内会長から、299万9999人目の吉田勇太さん(高校3年生、17歳)に銀メダル、300万人目の大倉波奈さん(中学2年生、14歳)に金メダル、300万1人目の工藤春奈さん(高校3年生、18歳)に銅メダルが贈呈された。記念すべき300万人目となった大倉さんは、けんせつ小町の現場見学会に続く2回目の参加。「嘘みたいな感じだったけど、うれしい」と喜びながら、将来の就業先として「建設業もいいなと思った」とほほ笑んだ。
なお、新国立競技場整備事業では19年11月末の完成に向けて、現在、スタンド部分の建設工事が進んでいる。