【茨城発】 水戸市が新市民会館建設へECI方式の施工予定者公募
2018/03/08建設時事
建設メール
茨城県水戸市の泉町1丁目北地区市街地再開発組合は7日、優先交渉権者技術協力方式(ECI方式)を活用する新市民会館等施設建築物新築工事の施工予定者選定に向けた公募型プロポーザル手続きを開始した。主な参加資格は、単体企業で市内に本店や支店などがあり建築一式の総合数値1700点以上など。選定された優先交渉権者とは、基本協定書を交わし、新市民会館の実施設計技術協力業務の委託契約を結ぶ。委託料の参考額は750万円(税抜き)。
優先交渉権者は、地元企業の育成や担い手確保などを目的に、4~5者による「地元企業活用型特定JV」を結成する。工事規模は153億円。6月22日に選定結果を通知し、7月に基本協定を締結する。工事契約の締結は2019年3月下旬を予定している。
新市民会館は、泉町1丁目北地区(約1・4ha)に市街地再開発事業で整備する。規模はRC造一部S造、木造で地上4階地下1階建て延べ床面積約2万2973・5㎡とし、劇場、展示場、商業などの複合施設となる。総事業費は約285億円。工期は22年2月28日までを予定する。設計は伊東豊雄建築設計事務所・横須賀満夫建築設計事務所共同企業体。CMは山下ピー・エム・コンサルタンツ、再開発総合調整者は都市環境研究所。