【新技術導入促進】 開発中の技術を現場実証へ
2018/07/12建設時事
建設メール
国土交通省は新技術の現場実証を進めるため、総合評価落札方式における新技術導入促進(Ⅱ)型の活用を進める。工事の必要性に応じて実用段階に達していない民間企業等が開発中の技術を活用した技術提案を求め、現場実証に必要な課題を抽出し、より高度な技術開発につなげていく。
6月下旬には本年度の初弾として「平成30年度名護東道路4号トンネル工事」が公告された。トンネル工事において「AI等を活用したトンネル切羽の地山判定手法について」を技術提案のテーマに追加し、画像解析やレーザー技術による解析技術をトンネル切羽観察に活用する際の課題を抽出、実装に向けた技術の開発・普及を促す。
現場実証を行う費用は本年度予算に新規計上した新技術導入促進調査費を充当し、予定価格に計上するほか、入札説明書にも計上額を明示する。
国交省ではトンネル工事の他に橋梁上部工事やPC工事でも実施を検討している。