【日本航空教育協会】 ドローンの新たな可能性を探る
2018/07/17業界動向
建設メール
日本航空教育協会(山梨県甲斐市、小野次郎会長)は12日、第5回ドーロンビジネスワーキンググループ会議を開催した。さまざまなタイプのドローンスクールを開校している同協会では、ドローンを活用したビジネス創出の場として同会議を主宰している。今回は革新的なICTソリューションの開発・提供を手掛けているジオサーフ(東京都港区)の藤田義人氏を講師に招き、「固定翼ドローンによる広域測量と赤外線カメラによる構造物点検」と題した講演が行われ、参加した約40人が講演内容を話題にドローンの新たなビジネスの可能性を探った。
会議に先立ち小野会長があいさつし「パイロットを養成するだけでなく、どう使うのかエンジニアも育てていかなければならない。このような会議を積極的に開催し、人を育てる教育を広めていきたい」と強調した。
概要説明後はデモフライトで固定翼ドローンのフライトを間近で体験し、質疑応答と意見交換を行った。固定翼は撮影範囲が広いエリアに適しており、回転翼に比べ航続時間および風への耐性が高いのが特徴。ただ近接点検などについては適しておらず、用途に応じて使い分けが必要としている。
同協会の水野宏一専務理事は「会議もただドローンを飛ばすだけでなく、実際にビジネスとして実を結ぶことが重要で、少しでもかたちにしていきたい」と、新たなビジネスの創出に意欲を示した。