【インフラメンテナンス大賞】 優良な取り組み32件を表彰
2018/08/09建設時事
建設メール
国土交通、総務、文部科学、厚生労働、農林水産、防衛の6省が社会資本メンテナンスの優れた取り組みや技術開発を表彰する第2回インフラメンテナンス大賞表彰式が8日に国交省内で開かれ、205件の応募の中から選ばれた各省大臣賞、特別賞、優秀賞の計32件へ表彰状が授与された。
石井啓一国土交通大臣は祝辞で、受賞の栄誉をたたえながら「大賞が、表彰された皆さまの励みになるとともに優れた取り組みが全国に知られ、インフラメンテナンス分野における生産性革命等がより一層加速していくことを期待している」と述べた。また産学官民が一丸となってインフラの老朽化対策に取り組むインフラメンテナンス国民会議の会員数が1500者を超え、地方フォーラムも設立されるなど取り組みが全国に広がりつつあるとした上で、受賞案件の取り組みを優良な事例として全国へ普及・展開していく考えを示した。
国交省関係では今回、18件が対象になった。
国土交通大臣賞は▽県有施設の保有総量縮小・効率的利用・長寿命化の推進~次世代への価値ある施設の継承のために~(青森県)▽みんなで守ろう。「橋のセルフメンテナンスふくしまモデル」の構築と実践(日本大学大学院工学研究科、平田村役場、宮城県立黒川高等学校、郡山市役所)▽営業車に搭載可能な軌道検測装置の開発と実用化(鉄道総合技術研究所、日立ハイテクファインシステムズ)の3件が選定された。
特別賞には▽下水道管理等の閉鎖性空間点検調査用ドローンに係る開発(NJS、自律制御システム研究所)▽点検用窓「GENSO」を用いたポンプ診断技術(クボタ機工)▽無線LANボートを用いた港湾構造物の点検診断システム(五洋建設)の3件だった。