【日建協】 6月の土曜閉所率が過去最高の77・1%に
2018/08/28業界動向
建設メール
日本建設産業職員労働組合協議会(日建協)は28日、6月9日に実施した「統一土曜閉所運動」の結果を公表した。通算32回目を迎えた今回は過去最高の閉所率77・2%を達成。6月中の他の土曜等を読み替えた「完全閉所率」も過去最高の58・2%となった。
対象となったのは総作業所数4950で、土木2350、建築2600の内訳。閉所率を工事別に見ると、土木工事79・4%、建築工事75・2%。
参加した32加盟組合のうち、16組合において閉所率が向上。閉所率70%を超える加盟組合は23組合となった。また国土交通省発注工事においても過去最高となる閉所率77・1%で、日建協全体とほぼ同じ比率だった。
ただ期待の大きさの割には閉所率は伸び悩んだ。その背景には当初から設定されていた工期や担い手不足の問題など、作業所の置かれた労働環境が挙げられ、さらなる改善まで踏み込めていないと分析。政労使それぞれが施策や取り組みを進め、企業内においても労使が互いに時短に向き合い、連携した取り組みを進めていく必要があるとしている。
日建協では「統一土曜閉所運動」を今回で終了。今後は「4週8閉所ステップアップ運動」として、時短推進強化月間である6月と11月に全ての土曜日閉所を目指し活動していく。