【19年度概算要求】 農林水産省は公共事業費21%増額要求
2018/07/31建設時事
建設メール
農林水産省の2019年度予算概算要求は対前年度当初比18・5%増の2兆7269億円を要求している。このうち公共事業費の要求額は同比21・1%増の8308億円とした。内訳は農業農村整備で3917億円、林野公共で2197億円、水産基盤整備で854億円、海岸で48億円、農山漁村地域整備交付金で1100億円などとなる。
主な重点事項のうち、農業農村整備事業では3917億円で農地集積の加速化・農地の大区画化・汎用化や水路のパイプライン化、老朽化した農業水利施設の長寿命化、豪雨・耐震化対策などを進める。
森林整備事業の要求額は1468億円で、新たな森林管理システムが導入される地域を中心に、間伐や路網整備、再造林などを推進する。
治山事業では豪雨災害など激甚化する災害に対する山地防災力強化のため、荒廃山地の復旧・予防対策、総合的な流木対策の強化等を進めるために729億円を求めた。