【重要インフラ】 全国緊急点検し11月末に対策
2018/09/21建設時事
建設メール
政府の重要インフラの緊急点検に関する関係閣僚会議が21日に開かれ、安倍首相が電力や空港など生活を支える重要なインフラがあらゆる災害に対し機能を維持できるよう全国で緊急点検を行い、11月末にも対策をまとめる考えを示した。また防災・減災、国土強靭化のための緊急対策を3年間で集中的に行い、「安心できる強靭な日本をつくりあげる」と話した。
安倍首相は7月豪雨や台風21号、北海道胆振東部地震などの災害で重要なインフラ機能に支障を来たす事態が生じていることを踏まえ、電力や交通関係をはじめとする重要なインフラの機能確保について、緊急点検の実施を指示。石井啓一国土交通大臣は同日の会見で、所管する道路、鉄道、港湾、空港などの交通インフラ、河川、砂防といった防災関係インフラなどを対象に「災害時の重要インフラの機能確保についてソフト・ハードの両面から緊急点検を実施する」方針を明らかにした。