【担い手育成】 中小企業の新人クレーンオペレーター訓練を支援
2018/10/16業界動向
建設メール
建設業振興基金は、厚生労働省から受託した中小企業等担い手育成支援事業において、新人クレーンオペレーターの訓練を支援するため、第1期生の募集を開始した。関東甲信越地域の中小建設企業に入職して3年目までの40歳未満の従業員が対象。定員は10人で、1社1人とする。10月末で募集を締め切り、2019年1月から9月までが実施期間となる。期間中に基礎技能を習得するとともに、2級建設機械整備技能士を目指す。
同事業では振興基金が個別の訓練計画を策定し、進捗管理を行う。企業によるOJT訓練に加え、振興基金と神奈川建設重機協同組合が連携したOFF-JT訓練を通じて確実な技能習得を図る。OFF-JT訓練は3カ月に1回程度行い、参加費は無料。相談支援や習熟度に応じた補講の実施等も行う。また厚労省の人材開発支援助成金の対象事業となり、助成金の申請も手助けする。
同事業の実施期間は21年3月31日まで。第2期生の訓練は19年10月から21年3月までの期間で行う考えだ。
人材育成に取り組む余裕がない中小建設企業を支援し、優秀な人材を育てることで教育環境の整備や生産性・定着率を上げ、企業の経営力向上につなげていく。