【多様な入札契約】 15年度モデル事業の内容報告へ
2016/04/04建設時事
建設メール
国土交通省は、地方自治体が行う事業の課題に対応した入札契約の活用を支援する多様な入札契約方式モデル事業について、昨年度の支援結果報告会を25日に省内で開催する。4日から自治体の発注関係事務担当者などを対象に参加希望者の募集を始めた。定員50人で今月21日が申し込み期限となる。
昨年度は茨城県水戸市および三重県四日市市の体育館建設、東京都府中市および清瀬市の庁舎建設、静岡県島田市の病院建設に係る事業の5件で支援を行ったところ。このうち水戸市では実施設計段階で施工予定者を選ぶECI方式を採用する新体育館建設工事について、公募型プロポーザル方式で事業者を選定した。
公共工事発注に当たり、同じ様な悩みを抱える自治体は多いことから、具体的な事例を報告し、課題解決に向けてどのように取り組んだのかを紹介、情報交換する。また、2014年度モデル事業の支援後の進捗状況も報告する。
なお、国交省では本年度もモデル事業を公募する予定で、募集内容は基本的に昨年度までと同様になる見通しだ。