【新潟発】 福田組と新潟大学が産学連携協定を締結
2018/10/25業界動向
建設メール
福田組(新潟市、太田豊彦社長)と新潟大学(高橋姿学長)が組織的な産学連携推進に関する協定を締結した。23日に協定締結式が執り行われ、太田社長と高橋学長が調印を交わした。技術面での共同研究、学術振興に加え、人材育成や教育研究などに連携して取り組み、成果を地域社会へ還元する。新潟大学では、これまでも民間企業との連携協定を締結しているが、建設業との協定は初めて。
高橋学長は「これまでも教育、研究活動において深く長いお付き合いがある。これからもIoT・AIなど新しいかたちで連携領域を拡張できればと考えている。お互いの発展、地域社会への還元、貢献に結び付けたい」と期待を寄せた。太田社長は「お互いが保有する知的、人的資源を最大限に生かし、人的関係の深化と共同研究、技術開発を進化させ、人と技術の変革を目指す。また建設業界の技術者不足は深刻であり、連結協定で将来を担う優秀な人材の教育に協力し、社会と地域に貢献したい」と語った。
両者は、これまでも土木や建築など技術面での共同研究や実証実験、インターンシップによる教育、人材育成などの産学連携に取り組んでいるが、協定締結により、さらに広い分野での連携を進める。すでに本年度から意見交換を重ねており、次年度以降に新たな共同研究を進める見通しだ。