【再開発】 「HARUMI FLAG」が環境認証取得で世界初の快挙
2018/11/29民間開発
建設メール
都内最大級の複合開発として計画される晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業「HARUMI FLAG」において、東京都と特定建築者11社は同事業で4つの環境認証を取得した。世界的なまちづくりにおける環境認証制度「LEED-ND」の計画認証と、ランドスケープの持続可能性を主に評価する「SITES」の予備認証については、いずれもGOLD認証を取得しており、2つのGOLD認証の同時取得は世界初となる。
また生物多様性保全の取り組みに対する新規の環境認証制度「ABINC ADVANCE」は第一号物件として認証を取得。まちづくりの取り組み全般を評価する「CASBEE-街区」のSランク認証は、マンション開発を中心とする事業として国内初の取得となった。
地域植生や経年変化に配慮した緑地計画をはじめとする環境配慮の取り組み、広大な開発面積内の高いアクセス性や豊かな街並み、円滑な移動が可能な歩行空間と自転車専用レーンの設置、水素エネルギーの活用などが評価につながり、世界でも最高水準の環境への配慮が認められた。
同事業では東京オリンピック・パラリンピックの選手村として活用された後、新築住宅や商業施設として完成予定で、約1万2000人の人口を見込む都内最大級のまちづくりを計画する。約13haの土地に分譲、賃貸、商業施設を含めた24棟・5632戸の住戸をはじめ、保育施設、シニア住宅、介護住宅、シェアハウスなどを整備する。2024年3月の全体街びらきを目指して開発を進める。