【19年度予算案】 東京都の投資的経費は19・3%増の1兆3269億円
2019/01/28建設時事
建設メール
東京都の2019年度当初予算案の概要が明らかになった。一般会計の予算規模は前年度比5・9%増の7兆4610億円と過去最大になった。うち投資的経費は東京五輪開催に向けた競技施設の着実な整備などを行うため、前年度比19・3%増の1兆3269億円と大幅に増加した。小池百合子知事は会見で「未来を切り拓くための予算」と話した。
投資的経費は東京五輪の新規恒久施設の整備や既存体育施設の改修のほか、豪雨対策をはじめとする災害に強いまちづくりを推進するとともに、骨格幹線道路の整備など高い効果が得られる事業へ財源を重点的に配分する。
主な事業費では、水害に強いまちづくりに1598億円、災害対応力の強化に170億円、地震が起こっても倒れない・燃えないまちづくりに1411億円、子供を安心して産み育てられる環境の整備に2206億円などを盛り込んだ。