【企業情報】 ドローン搭載可能なグリーンレーザースキャナ実用化
2019/02/04業界動向
建設メール
パスコ(東京都目黒区)とアミューズワンセルフ(大阪府大阪市)は、ドローンに搭載可能なグリーンレーザースキャナの実用化研究に成功した。国土交通省が実施した革新的河川管理プロジェクトの「陸上・水中レーザードローン」の開発チームとして2017年4月から共同で研究開発を進めたもので、国内初の地上と水底を面的に計測可能なシステムとなる。また世界的に見ても画期的な技術と言える。
ドローン搭載型グリーンレーザースキャナは、総重量が2・8㎏で小型・軽量化を実現した。積載可能重量が3㎏以上のドローンであれば、機種を選ばずに運用が可能となる。さらにドローンレーザー計測に必要な3つのアプリケーションも開発。高度で手間のかかる3次元点群生成作業、点群編集が簡単に行えるほか、3次元データを可視化し、活用できるようになる。
今後は、さらなる軽量化・製品化を進めるとともに、土木・港湾工事などでの活用に取り組む意向だ。