【関東整備局】 第2次補正の配分額は2965億円
2019/02/08建設時事
建設メール
関東地方整備局は2018年度第2次補正予算として2965億円の配分を受けた。防災・減災、国土強靱化のための3カ年緊急対策のうち初年度の対策、中小企業・小規模事業者に対する支援に加え、喫緊の課題への対応を行うための経費が計上された。また公共事業の効率的な執行のため、73億8200万円の国庫債務負担行為(ゼロ国債)が設定された。
配分に当たっては、地域の実情や地方公共団体の要望などを踏まえ、高い緊急性と効果が認められる事業に重点を置く。
主な事業は次のとおり。
【河川関係】
▽河川改修事業(利根川水系利根川、茨城県・埼玉県・千葉県)=重要インフラの緊急点検結果を踏まえ河道掘削などを実施
▽河川改修事業(荒川水系荒川、埼玉県・東京都)=重要インフラの緊急点検結果を踏まえ河道掘削などを実施
▽河川維持修繕(富士川水系富士川、山梨県・静岡県)=重要インフラの緊急点検結果を踏まえ樹木伐採などを実施
▽砂防事業(富士川水系、山梨県・長野県)=重要インフラの緊急点検結果を踏まえ土砂・流木災害防止のための砂防堰堤などの整備を実施
【道路関係】
▽国道4号下古山・茂原電線共同溝(栃木県)=道路の防災性向上などの観点から電線共同溝の本体工事を推進
▽国道16号市原地区(下り)電線共同溝(千葉県)=重要インフラの緊急点検結果を踏まえ無電柱化を実施
▽国道139号本栖精進電線共同溝(山梨県)=重要インフラの緊急点検結果を踏まえ無電柱化を実施
【港湾空港関係】
▽常陸那珂港区中央ふ頭地区国際物流ターミナル整備事業(茨城港、茨城県)=港湾の防災・減災対策の推進のため、岸壁整備を実施
▽空港整備事業(東京国際空港、東京都)=羽田空港の機能維持のための浸水対策および耐震対策を実施
【都市・住宅関係】
▽明治記念大磯邸園国営公園等整備事業(神奈川県)=明治150年関連施策の一環として明治記念大磯邸園を整備
【営繕関係】
▽気象衛星センター(東京都)=災害応急対策活動に必要となる官庁施設の電力確保などを図る