【19年度予算案】 茨城県の投資的経費は3・4%増の1510億円
2019/02/20建設時事
建設メール
茨城県は20日、2019年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比2・2%増の1兆1357億1300万円で、うち投資的経費は同比3・4%増の1510億500万円となった。国補公共事業では国の「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」を活用し、安全・安心確保のための事業を一層加速する。県単公共事業に関しては、防災・減災対策や通学路等の安全対策、道路・堤防の維持・管理対策・長寿命化対策などを着実に進めるとともに、国の緊急対策と歩調を合わせて中小河川の緊急浸水対策を拡充する。公共事業全体では前年度比7・1%増の1265億3700万円を盛り込んだ。
主要事業では、ソフト・ハードを組み合わせた治水・浸水被害対策を進めるため、治水関連事業に113億6300万円を計上。茨城県フラワーパークリニューアル関連事業には新規で1億9855万8000円を盛り、19年度は基本・実施設計と一部施設整備を行う。アクアワールド茨城県大洗水族館魅力向上事業には7億円を付け、リニューアル整備工事を進める。新最終処分場設置調査事業には新規で1200万円を配分し、公共関与の必要性や施設規模、事業主体などの基本方針策定、全県を対象とした整備可能性を調査する。