【建災防】 中小規模向けコンパクトコスモス/10月から認定開始へ
2019/04/16業界動向
建設メール
建設業労働災害防止協会(建災防)は、労働者50人未満程度の中小規模建設事業場向け「コンパクトコスモス」の展開について、7~8月に説明会を開催し、10月から認定開始するスケジュールを発表した。
コスモス認定事業場の死傷者総数減少数は、建設業全体より18・5ポイント減少効果が大きいため、普及促進と事業場の拡大を図っている。また労働災害の95%は従業員数50人未満の事業所で発生していることからも昨年改定した「ニューコスモス」に対応した中小規模建設事業場向けの「コンパクトコスモス」を展開する運びとなった。
コンパクトコスモスは本社が全ての作業所を直接管理している建設事業場に適用される。
導入に当たっては、ニューコスモスの基本的事項が店社17、作業所14の31項目に対し、コンパクトコスモスは23項目としており、費用負担も半分程度に抑えられるのが大きな利点。これは運用方法の開発で負担を軽減したことによる。
今後は6月から、建災防本部教育部で実施している講師養成講座で説明を行い、全国の労働局・監督署や業界団体にリーフレットを配布する。各支部の安全大会でもPRし周知を図る。
建災防では、コスモス登録企業100数十社のうち、約3分の1が適用に当たるとしており、随時移行を進める考え。