【埼玉発】 熊谷ラグビー場改修工事はECI方式で
2016/05/11建設時事
建設メール
埼玉県都市整備部は熊谷ラグビー場改修工事で、新メインスタンドおよび南北のサイドスタンド建設に施工予定者技術協議(ECI)方式の採用を決めた。実施設計者に対して施工者の立場から高度な技術提案や技術支援を行う設計技術協力事業者選定へWTO対象の公募型プロポーザルを10日に告示した。
参加は単体、JVとし単体、代表構成員は建築の総合評定値1500点以上、構成員は1000点以上が条件。参加表明書は23日に締め切り、技術提案書を6月7日~22日の日程で受け付け、審査を経て7月中旬に優先交渉権者を決定する。実施設計完了後に工事契約手続きとなり、優先交渉権者に第1位交渉権が与えられ、見積もり合わせとなる。委託額は193万5000円を参考額としている。
熊谷市川上の熊谷ラグビー場はラグビーワールドカップ2019の会場。常設2万4000席、ワールドカップ時は両サイドスタンド側に計6000席の仮設を含め3万席を確保する。工事内容は新築および一部改修工事で規模はRC造一部S造4階建て延べ床面積約2万1200㎡。工期は契約日から18年8月31日まで。参考概算事業費は94億6000万円。設計は松田平田設計が担当した。
また、バックスタンドとサイドスタンドの解体を先行させるため、別途発注で6月から着手、実施設計完了までに行う。